曹洞宗とは?活動内容・信者数・雰囲気などを徹底調査!

曹洞宗の歴史や教え、活動内容など、みなさんがこの団体について知りたいことを調べてみました。すべてを紹介することはできないかもしれませんが、団体がもっている雰囲気なども含めてお伝えしていきたいと思います。

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曹洞宗とは?

曹洞宗は鎌倉仏教の一つといわれています。道元禅師が仏法を中国から日本に伝え、瑩山禅師が全国に広めたとのことです。この二人を団体では両祖と呼び、本尊のお釈迦様と一緒に「一仏両祖」として信仰の対象にしているようです。

人間は生まれたときから仏さまと同じ心である「仏心」を与えられていると道元禅師が説いたといわれています。その「仏心」には自分の命だけではなく他の人たちや物の命も大切にするという思いやりがあるとのことです。「み教え」を信じ、毎日の生活を大切にすることを心がけると自分の中にある「仏の姿」がみえてくるようです。毎日の生活を意識して行動し、お互いに生きる喜びを見つけ出すことがこの団体の目標とする生き方といえるでしょう。

信者数・活動場所は?

曹洞宗には大本山といわれる場所が二か所存在します。福井県の大本山永平寺と横浜市の大本山總持寺です。これを両大本山と呼び、この団体の信仰の源だといわれています。全国には約1万5千の寺院があり、800万人あまりの檀信徒がいるようです。海外にも施設があり、国際布教として禅を広げているようです。

曹洞宗の考え方・活動内容

曹洞宗は、お釈迦様から代々の祖師たちが受け継いできた「正伝の仏法」を教えとしています。それは坐禅の教えを基準としていて、坐禅を実践することで得られる体と精神の安定が「仏の姿」だと気づくことにあるといわれています。行住坐臥と呼ばれている坐禅の心により、穏やかな日々を送り人間として生まれた価値を見つけ出していこうとのことです。

また、この団体には活動の基本となる経典がいくつかあり、基本経典として「正法眼蔵」「伝光録」そして日用経典の「修証義」「般若心経」といわれ大切にされているそうです。

信徒たちの活動内容は寺院での禅の修行や個人でできる写経やお経などがあり、団体そのものとしては正月3か日に行われる「転読大般若」などの年中行事、「授戒会」などの特別行事も行うようです。福祉活動・人権問題・ボランティア活動などにも力を入れているとのことです。

曹洞宗の雰囲気・イメージ

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ゆっくりと静寂な時間の流れを感じるような坐禅や写経などの修行があるため、曹洞宗にいわゆる「禅」というイメージをもった人は多いのではないでしょうか。鎌倉時代から受け継がれてきた教えが、現代でも古臭くならずに続いていることがこの団体の長所なのかと思われます。

坐禅や写経などは寺院だけで行うものではなく、各個人でも実践できる修行のことです。簡単なように思えますが、作法を重んじて行っているようです。

そのようなところにこの団体の教義・歴史の深さを感じ取ることができるでしょう。

今ではHPなどで坐禅の正しい行い方などを動画で解説しているので、この団体の教えをしるための方法の多さなどが門戸の広がりを感じられると思います。

まとめ

曹洞宗の教えや活動などをまとめてみました。坐禅や写経などの意味を知ると、この団体について今までとは違った見え方がしてくるのではないでしょうか。ご近所の寺院を訪ねてみると、曹洞宗に出会えるかもしれませんね。