立正佼成会とは?活動内容・信者数・雰囲気などを徹底調査!

立正佼成会がどのような活動をしているのかなどを調べてみました。この団体をすでに知っている人には改めて、まだ知らない人にはわかりやすいようにまとめました。

このサイトがきっかけでこの団体に興味を持つ人がいるのではないでしょうか。

紅葉

立正佼成会とは?

1938年に庭野日敬開祖が創立した立正佼成会は、仏教の経典である「法華三部経(法華経)」を軸として活動している在家の仏教教団です。
現在は開祖の長男の庭野日鑛会長が開祖の信念を継承しています。

団体の特徴の一つに挙げられるのが「教議は違っても目指すものは一つ」という宗教協力の考え方といえるでしょう。現在もイスラームやキリスト教などの世界の宗教指導者たちと協同しているようです。

また、庭野日敬開祖が仏教の教えを日常の中で実践するため、会員に三つの行いを示しました。それが「先祖供養」「親孝行」「菩薩行」といわれています。

先祖を供養する中で、生命の流れの中にいると気づき、自身を見つめる行いであるとともに、親孝行へとつながるとのことです。
そして、自分の満足より相手を幸せにしたいと思うことが「菩薩行」と言われています。

信者数・活動場所は?

立正佼成会の本部は東京都にあり、大聖堂といわれているようです。

会員世帯数は約115万世帯で、団体の施設として国内に238の教会があり、海外には20ヶ国・地域に65の拠点があるとのことです。

活動場所は、会員ごとの家庭や各地の教会などになります。

会員は家庭で、三つの基本信行、「ご供養」「導き・手どり・法座」「ご法の習学」を行うようです。これらの信行の繰り返しで、仏教の教えを身につけるとのことです。

教会にはいつでも参拝できるそうですが、基本的に朝9時のご供養で始まり、法座・導きなどの法の習得に努めているようです。また、会員が集まる「ご命日参拝」という日が毎月1日と15日にあり、講師の話などがあるようです。

考え方・活動内容

立正佼成会は法華経の教えの中にある、調和・平和・共存の考えを広く伝えることで、争いや不安のない人生を共に進んでいく考えをもって活動しているようです。

会員は日々の生活の支えとして基本信行というものを行います。朝・夕の読経や、仏教の教えを広く伝えるとともに会員同士で教えのありがたさの共有などをしているようですね。

団体の活動として、世界の困っている子どもたちのための街頭募金など多くの平和活動を行っており、仏教徒であるこの団体の修行として、地域の役に立つ活動にも積極的ということが言われています。

また、団体が中心とする法華経経典にある融和の精神に則し「宗教協力」という考え方を進めています。自らの宗教を尊び、他の宗教の尊ぶことで全ての人びとの心が平安であるように、ほかの宗教とも協同しているようです。

立正佼成会の雰囲気・イメージ

立正佼成会の基礎にあるのは、仏教の「法華三部経」の教えです。

仏教というと修行を思い出す人も多いかもしれませんが、この団体は在家の信者が会員なので、日常生活の中で実行可能なものが修行の中に組み込まれているような感じがします。

朝の挨拶をする・人から呼ばれたらハッキリ返事をする・履物を脱いだら揃える。といった家庭の皆さんがすぐにでも実践できるものもあるようです。身近に感じられることから「宗教協力」といった世界的な活動までと、仏教の教えの幅の広さを知ることができるかもしれません。

会員の基本姿勢に「常不軽菩薩」という精神があるように、相手の幸せのために自分をささげるといった考えは他の団体などとも共通する目標なのではないでしょうか。
相手を思いやることに重きを置いている団体なのかなというイメージをもつかもしれません。

まとめ

立正佼成会の考え方と活動内容がわかりやすく伝わったでしょうか。

歴史が深く、会員世帯も多いとのことでした。身近にある宗教の一つ「仏教」を基にした考え方の団体ということや、すぐに実践できそうな行いがあるようですので、もう少しこの団体について知りたいと思った人もいそうですね。