佛所護念会教団とは?活動内容・信者数・雰囲気などを徹底調査!

花

今回は「佛所護念会教団」という団体についての調査をしてみました。この団体がどのような考えをもって活動しているのか。その活動の内容に加え、会員数や活動場所、団体から感じた雰囲気などの調査結果をまとめてみます。

佛所護念会教団とは?

佛所護念会は関口嘉一・トミノ夫妻によって、1950年に創立された宗教団体であり、法華経を教えの中心とし、在家で信仰しているとのことです。会員はその教えを日常の中で活かしながら、周囲にもすすめ、共に実践することにより豊かな生き方を実現できるような活動を行っているとのことです。

この団体が信仰している法華経は、お釈迦様が説いた尊い教えであるといわれています。その教えを実践することが優先すべき目標だと考えているため、創立してから現在まで寄附や賽銭を受け取らずに運営しているといいます。

佛所護念会は、法華経と人びとをつなぐ『架け橋』として実り多い人生を送るための手伝いをしていきたいという考え方をもっているようです。

信者数・活動場所は?

佛所護念会教団の本部は東京都にあり、教会と呼ばれている施設が国内に14か所、海外に1か所あるようです。本尊は日蓮大聖人ご真筆とされていて、経典は法華三部経とのことです。

会員世帯数は約50万世帯といわれ、自宅で先祖を供養する読誦や本部・教会の修養会などに参加しているようです。

また、団体の組織内には学生部・青年部があり、地域ごとに地区制を導入して各地区で同世代の会員と修養会やレクリエーションなどの活動を行っているとのことです。

佛所護念会教団の考え方・活動の内容とは

佛所護念会教団では法華経を用いて、日常生活のなかにおいて教えを実践して先祖供養を行うことが信仰の基本となっています。

法華経の教えを現代で実践することにおいて、初代会長が示した『教行』と二代会長がしたためた『碑文』も重要な目標としているようです。この団体では『教行』に配慮するとともに『碑文』に記されているように努めることが、豊かな人生を送る方法だと伝えられているそうです。

また、この団体は法華経を広めていくためには、それぞれの国や地域に存在する伝統や文化を大切にしていくべきだとの考え方をもち、取り組みを行っているとのこと。

日本を例にとると、日本国家の安泰に皇室の存在は必要不可欠であるとともに、皇室が守り続けてきた伝統・文化などを広く後世に伝えていくことをおろそかにしてはいけないと考えているようです。そのため、建国記念の祝賀行事などには多くの会員が参加しているとのことです。

佛所護念会教団のイメージ

佛所護念会教団は、法華経の教えを現代で実践するための活動を中心にしている団体です。先祖供養のために自らがお経をあげて、自分の行動を省みて悪いところを直す努力をする。それが人生を幸せにする行いだという考え方に表れていると思います。

その教えは心の教育にも影響を与えているようにも感じました。徐々に日本人から失われている感謝や思いやりといった『徳性』とは、法華経で説かれている慈悲の心に通じているといわれています。その『徳性』を取り戻していくには心の教育が必要だと考えているようです。心の教育を通じて法華経の教えを後世に伝えるとともに、古くからある文化や伝統を残していく活動もしている団体だといえるでしょう。

まとめ

佛所護念会教団の考え方や活動内容などが伝わったでしょうか。『慈悲の心』など心のありかたについて考える機会になったのではと思います。自宅でお経をあげるなど日常的で取り組みやすい行いは、心の修行といったところでしょうか。