今回は「創価学会」を取り上げてみました。団体名を耳にしたことがある人もいるかと思います。
では、団体がたどってきた歴史や、どんな活動をしているのか。団体の雰囲気や、みなさんが持っているイメージ等々も含めて調べてみました。
創価学会とは?
創価学会とは、大乗仏教の真髄とされている日蓮大聖人の教えを信仰する団体です。
その目的とは、仏法の取り組みを通じて、一人ひとりが幸せになり、社会の発展に寄与することといわれています。
創立は1930年と古く、当初は創価教育学説をベースとした教育改革を主な目標としていたようです。しかし、初代会長は日蓮大聖人の教えが「人格価値の創造」を実現できると堅く信じるようになり、宗教運動の団体へと規模を広げていきました。
その後、第二次世界大戦時には軍部の思想統制へ反対したために、一時的に団体が窮地に立たされた時期もあったようです。戦争が終わり、団体名を現在の「創価学会」にし、改めて活動を開始。1958年に二代目会長の戸田氏が逝去したときには会員世帯は約75万世帯となり、団体は大きな歩みを進めることになったとのこと。
1975年には各国の会員が集まり、SGI(創価学会インタナショナル)を設立。日蓮大聖人の教えに基づいた活動は世界に広がっているそうです。
信者数・活動場所は?
創価学会は東京都に本部を持ち、本部の付近には創価文化センターなどの施設がそろっているようです。会員が勤行をする施設や、会員以外でも展示等を見学できる施設もあるとのこと。また、各道府県には中心会館という会員のための施設もあるようです。
団体の会員数ついては、およそ日本国内で827万世帯と発表されていて、海外の会員は192カ国・地域で220万人とされています。
団体の活動は講演会や新聞の発行・文化交流など多岐にわたり、行う場所も各世帯・各都道府県から海外世界各国までと幅の広さが調べてわかりました。
考え方・活動内容
創価学会は日蓮大聖人の教えを信仰する団体とのことです。
「創価」とは価値を創造することと考えられています。その価値の中心といわれている「生命の尊厳」をベースとした「万人の幸福」「世界平和」が団体の目標になっているようです。
これらの考えに基づいた平和・文化・教育の運動を広く展開しています。
具体的な活動をいくつか取り上げてみましょう。
◇「平和の文化」構築に幅広く貢献
平和の文化といわれているものを築く行動を広く展開し、人同士のネットワークの拡大など、一人ひとりの平和への取り組み。
◇核兵器の廃絶に向け連帯を拡大
核兵器の廃絶へ向けて、団体の平和理念に基づく「核兵器禁止条約」の早期発効への支援。
◇多様性を尊重する共生社会を建設
重要性を増す人権教育に対する人権尊重の価値観を深める。
◇地域のネットワークを生かし、人道活動を展開
災害時などで大きな力を発揮することが国際的に注目されている、信仰をベースとした地域のネットワーク強化。
◇市民社会における多角的な文化活動を促進
社会における各国・地域の多様な文化を共有していく人材の育成。
◇人間主義の教育運動を推進
地域社会の教育力アップのためのフォーラム等の開催。
創価学会の雰囲気・イメージ
創価学会は歴史があり組織体系が確立されているので、会員のみなさんは明確な目的をもって活動できているような感じがします。本部等の施設を目にすると団体の規模の大きさがおおよそわかるのではないでしょうか。
「自分の幸せを願うのであれば、周囲の平和を祈るべき」という団体の教えは、日本国内のみではなく世界中に広がっているようなので、平和の実現という団体の目標をイメージしやすくなる人もいるのではないかと思います。
また、教育分野へも力を注いでいることが、各種分野での人材育成という点で、社会に貢献するという目的に沿っているかもしれませんね。
このように様々な形で、メッセージを発信し続けている団体といえるのではないでしょうか。
まとめ
みなさんは創価学会についてどれくらい知っていましたか?
このサイトで初めて知ることもあったのではないでしょうか。
まだまだ紹介しきれていないことの方が多いとは思いますが、創価学会はそれだけ歴史が深い団体だということだけはたしかかもしれませんね。